映画に感謝を捧ぐ! 「アンビュランス911」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はアラン・スミシー監督の

 「アンビュランス911」に感謝を捧げようと思います。

アンビュランス911 [DVD] - ケイン・ホッダー, アラン・スミシー, カイル・ディーン・ジャクソン, ポール・トラヴァース, ジョセフ・ランデス, ポール・トラヴァース, ケイン・ホッダー, ビル・モーズリイ, ケイトリン・ハリス, オリヴィア・アレクサンダー, ロバート・ボーグ
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救急隊員を装う兄弟に狙われた

 若者達の運命を描いた本作は

 壮絶なる出たとこ勝負+詰め込み感と

 メッセージ性に彩られたホラー映画であります。

 過去と現在、陰鬱なる青春と残酷なる人体破壊

 トラウマと愛、狂気と知略が複雑に絡み合うことによって

 生成されたストーリー&演出、キャラクター造形は

 私に暇つぶし規模のスケール感の中に

 様々な要素を詰め込むことによって生じる混乱と

 環境と人生の関係&安全運転の重要性を

 ホラー映画的に表現する試みの

 一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。

 (ハッピー・エンドと見せかけて豪快なる奇襲攻撃を繰り出す

 幕切れとなっている点も見逃せません。)

 まさに「交通安全運動+人間関係論系ホラー」の

 一翼を担う作品であると言えるでしょう。

 凶悪なる家庭環境&無軌道な運転が招いた悲劇を

 ホラー映画的暴力性、サスペンス映画的技法

 陰性青春映画的サービス精神の赴くままに写し出す本作と

 生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。