映画に感謝を捧ぐ! 「ジャンク3 死の瞬間」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はコナン・ル・シレール監督の
「ジャンク3 死の瞬間」に感謝を捧げようと思います。
1979年の映画「ジャンク 死の惨劇」を
もとにして作られた人気シリーズの3作目となる本作は
続編系記録映像でありながら神秘の領域を目指す
過激作であります。
「ジャンク」シリーズの持つ残酷趣味性&胡散臭さを継承しつつ
モンスター映画+悪霊系ホラー要素に挑んでいく映像&語り口は
私に、現実感と神秘性が独特のバランスで共存する光景と
「記録映像系量産化戦術」の一形態を
目の当たりにする機会をもたらしました。
(人間と自然の危険な関係を強調するかのような
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに、虚と実、狂気と風刺性、社会論と自然論が
前2作以上に複雑さで絡み合う「ジャンク」第3章であると言えるでしょう。
映画館に背を向けられる存在と成り果てながらも
「ジャンク」シリーズを守り抜き
猛進する姿に圧倒される本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。