映画に感謝を捧ぐ! 「クローバーフィールド・パラドックス」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はジュリアス・オナー監督の
「クローバーフィールド・パラドックス」に感謝を捧げようと思います。
クローバーフィールド・パラドックス [AmazonDVDコレクション] - ググ・バサ=ロー, デヴィッド・オイェロウォ, ダニエル・ブリュール, ジョン・オーティス, クリス・オダウド, アクセル・ヘニー, チャン・ツィイー, エリザベス・デビッキ, ロジャー・デイヴィス, クローヴァー・ニー, ジュリアス・オナー
2008年の映画「クローバーフィールド/HAKAISHA」の
系列作として2018年に作られた本作は
「クローバーフィールド」神話の根源となる
SF映画であります。
宇宙船内でのエネルギー実験が
地球&宇宙船内にもたらした怪異を
サスペンス・ホラー・SFの手法を融合させながら
描いていくことによって狂乱の渦と化していく
ストーリー&演出、キャラクター造形は
私に、様々なアイデアを勢い任せに
投入していくことによって生じる科学反応と
複数の国籍&人種による共同作業と
新エネルギー開発のリスクを
SF映画的に表現する試みの
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(「クローバーフィールド/HAKAISHA」の幕開けを軽やかに告げるかのような
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに陰鬱且つ見世物的な荒業に支配された
「クローバーフィールド/HAKAISHA序曲」であると言えるでしょう。
モンスター映画史に刻まれた奇策的作品
「クローバーフィールド/HAKAISHA」の種明かしと
各種SF映画の持ち味をリサイクルしつつ
独特の味わいを生み出す手法に関する教材を兼ね備えた本作と
生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。