映画に感謝を捧ぐ! 「北極のナヌー」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はサラ・ロバートソン&アダム・ラヴェッチ監督の
「北極のナヌー」に感謝を捧げようと思います。
北極のナヌー プレミアム・エディション [DVD] - ナヌー, アダム・ラヴェッチ/サラ・ロバートソン
北極で暮らす生物に関する一部を記録した本作は
軽量級の枠内に様々な要素が
集結した記録映像であります。
北極の日常を記録した映像&語り口の中に
絵画的映像美、ホームドラマ的家族&同胞関係
冒険活劇的スリル&サスペンス、MTV的音楽
社会派的メッセージが宿る光景は
私に、娯楽性と風刺性が絶妙のバランスで
配合された映像作品作りと
日常の中に「物語」を見いだす目線&発想の
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(北極が象徴する「地球の危機」を
静かに示した幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「自然派記録映像&北極入門」の
一翼を担う作品であると言えるでしょう。
「北極」を題材とした記録映像を通じて
自然の生命力&非情さと人類が抱える「宿題」の一部を
後世に伝えることに挑んだ本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。