映画に感謝を捧ぐ! 「激突!」

 映画感謝人GHMです。

 今回はスティーブン・スピルバーグ監督の「激突!」に感謝を捧げようと思います。

 

 本作は、主人公の車がタンクローリーに追われる姿を描いただけの

 単純な映画であるにもかかわらず

 国家的陰謀を描いたサスペンスや、CG満載のアクション・SF映画に

 負けない迫力を発しております。

 それは、「日常の中にある恐怖を描いていること」

 「敵の正体について説明を避けていること」

 「主人公を英雄的に描かないこと」の

 なせる技だと思います。

 特に三番目の要因は「主人公の最終決断への感動・共感を深める」効果も

 見せているように感じます。

 (勝利の快感から悲しき現実に落ちていくラストも印象的です。」

 TV映画の枠を越え、時代を超えて光輝く本作に

 深い感謝を!!!。