映画に感謝を捧ぐ! 「ミシシッピー・バーニング」
映画感謝人GHMです。
今回はアラン・パーカー監督の「ミシシッピー・バーニング」に
感謝を捧げようと思います。
1964年のミシシッピー州で起きた
公民権運動家失踪事件を基に作られた本作は
映像美と狂気に満ちた世界が共存する、脅威の社会派作品であります。
特に街の自然・家屋を焼き尽くす炎・燃える十字架の美しさが
人間の醜さを鮮明に写しだしてるように感じました。
(本作ほど映像の美しさに狂気を感じる作品は数少ないと思います。)
時間と共にダーティーになっていく捜査官たちの姿や
「事件」を解決しても、根本的な問題解決には至らないことを
象徴的に表現したラストも印象的でした。
美しい映像を駆使して「アメリカの暗黒面」を私たちに示してくれた本作に
深い感謝を!!!。
そして本作のような悲劇が二度と繰り返されないことを祈りたいです。