映画に感謝を捧ぐ! 「密殺集団」
映画感謝人GHMです。
今回はピーター・ハイアムズ監督の「密殺集団」に感謝を捧げようと思います。
法の網を逃れる悪人たちを処刑する秘密組織に入った主人公の姿を描いた本作は
「静」と「動」が見事に調和した社会派サスペンスの傑作であります。
被害者を守るための法律が加害者ばかりを助けてしまう状況や
被害者の存在をないがしろにして進行していく裁判の姿が実に生々しく表現されていて
派手なアクション・シーンとは一味違う恐怖に震えが来てしまいました。
そんな重苦しいストーリーの中でハイアムズ監督流の「追いかけっこ」は健在なのが
うれしかったです。(アクションに心和まされるという珍しい体験ができました。)
法治主義に潜む「闇」と
痛快なアクションを見せてくれた本作に深い感謝を!!!。