映画に感謝を捧ぐ! 「クラッシュ(2004年版)」

 映画感謝人GHMです。

 今回はポール・ハギス監督の「クラッシュ(2004年版)」に感謝を捧げようと思います。

 

 LAに住む人々の人間模様を描いた本作は

 一つの街の物語でありながら、SF映画級のスケール感を放っているという

 奇妙な味わいの作品となっております。

 「人種のるつぼアメリカ」を象徴するようなセリフ・行動の数々と

 凄まじい勢いでつながっていく人間関係が一つとなり

 「一見無関係に見える行動が、実は宇宙レベルでつながっている」という

 メッセージとなって私に迫ってくる様は

 SFX満載の映画とは異なる驚きに満ちております。

 ありふれた街の風景が放つ美しさもまた、宇宙的メッセージを高めているように思います。

 「人間関係」という小宇宙の輝きを見せてくれた本作に深い感謝を!!!。