映画に感謝を捧ぐ!「スクープ・悪意の不在」

 映画感謝人GHMです。

 今回はシドニー・ポラック監督の「スクープ・悪意の不在」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 FBIの情報戦略によって犯罪者扱いされた男の闘いを描く本作は

 陰謀劇の衣をまといながら、物事の本質を鋭くえぐった傑作であります。

 「操られた情報」によって犯罪者扱いを受けた主人公が

 情報を操ることによって反撃に転じる姿は

 「物事」は使いようによって善にも悪にもなるということを

 私に教えてくれました。

 さらに、清潔な善人を襲う理不尽な悲劇として描かず

 「自業自得」な部分もあるのだとして描く点もすごいと思います。

 「万事解決のハッピーエンド不在」の世界を

 クールに描いた本作に深い感謝を!!!。