映画に感謝を捧ぐ! 「運命のボタン」

 映画感謝人GHMです。

 今回はリチャード・ケリー監督の「運命のボタン」に

 

 感謝を捧げようと思います。

 

 リチャード・マシスンの同名小説を基にして作られた本作は

 「選択」することの重みを再認識させてくれる恐るべき作品であります。

 主人公夫婦が「指一本」のために

 混乱と狂気の世界に引きずり込まれていく様は

 表面的な情報に乗せられて選択することの危うさを

 SF的映像を駆使して象徴しているかのような印象を受けました。

 (「運命のボタン」をもたらした男の言葉に嘘がなく

 説明不足なだけという点も恐ろしいと感じました。)

 「悲しき贖罪」と「悲劇の連鎖」を同時進行させるラストも恐ろしかったです。

 「指一本」動かすことによってもたらされる恐怖と悲劇を

 体感させてくれた本作に深い感謝を!!!。