映画に感謝を捧ぐ! 「ユージュアル・サスペクツ」
映画感謝人GHMです。
今回はブライアン・シンガー監督の「ユージュアル・サスペクツ」に
感謝を捧げようと思います。
警察の面通しによって出会った
5人の前科者を待つ運命を描いた本作は
「闇の世界」に生きる男たちの欲望と愛をクールに描いた
犯罪映画の雄と呼ぶにふさわしい作品であります。
陰謀渦巻く世界に生きながら
彼らなりの「愛」や「正義」を信じ
知力・体力の限りを尽くして闘う男たちの姿に
私は「勧善懲悪映画」では味わうことの出来ない感動と興奮を覚えました。
(ある意味本作は「純粋なる善のない世界に純粋なる悪も存在し得ない」ということを
示していると言えるでしょう。)
「神秘性を守るため孤独に生きる男」
「己が信じる「善」を成すため闇に落ちることもいとわぬ男」
「正道に行きたいと願いながら「悪」の衝動にあらがえなかった男」
そして「友情と野望の狭間に立つ男」を冷徹に描いた本作に
深い感謝を!!!。