映画に感謝を捧ぐ! 「パリより愛をこめて」

 映画感謝人GHMです。

 今回はピエール・モレル監督の「パリより愛をこめて」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 パリを脅かすテロリスト集団に立ち向かう

 CIA諜報員コンビの姿を描いた本作は

 「正義=暴力正当化装置」であるということを示した

 

 異色のアクション映画であります。

 ジョン・トラボルタ扮するベテラン諜報員が

 テロリスト顔負けの凶暴さで破壊・殺戮を行う姿を目の当たりにしたとき

 私は、「正義」と「悪」が表裏の存在であることを

 再認識する機会を与えられたような印象を受けました。

 (彼の凶暴な人相も「正義・悪は表裏の物である」事を示す

 象徴の一つだと思います。)

 まさに、数多くの悪役を演じてきたJ・トラボルタにふさわしい

 正義の形と言えるでしょう。

 痛快なアクションと、正義の凶暴性を

 見事に共存させた本作に深い感謝を!!!。