映画に感謝を捧ぐ! 「別離(1939年版)」

 映画感謝人GHMです。

 

 今回はグレゴリー・ラトフ監督の「別離(1939年版)」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 既婚のギタリストと女性ピアニストとの「道ならぬ恋」を描いた本作は

 

 華麗なる音楽と演奏に彩られた上品な作品であります。

 「不倫映画」ならではの後味の悪さが

 上品な演奏と音楽・気品あふれる登場人物たちによって

 見事に緩和されており

 予想外の心地よさを持って鑑賞することができました。

 (男性がかかえる「心の弱さ」をしっかりと表現している点も

 素晴らしいです。)

 まさに、「予想外の驚きに満ちた映画」であると

 いえるでしょう。

 現代の恋愛映画とは一味違う

 上品な紳士淑女・音楽を堪能させてくれた本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。

 そして「東北地方太平洋沖地震」によって亡くなられた方々のご冥福と

 被害地域の一刻も早い復興を祈ります。