映画に感謝を捧ぐ! 「惨劇の砂漠」
映画感謝人GHMです。
今回はハワード・ヒギン監督の「惨劇の砂漠」に
感謝を捧げようと思います。
砂漠で見つけた赤ん坊をめぐる争いから
犬猿の仲となってしまった二人の男を描いた本作は
「絆」に重きを置いた、心温まる西部劇であります。
西部劇特有のアクション・シーンに背を向けて
「絆の」崩壊・再生を丹念に描くという大胆な試みによって
本作は「心静かに鑑賞できる西部劇」という
他の作品とは一味違う魅力を放つことに成功しました。
(単なる友情劇にせず
砂漠で生きることの厳しさを描いている点も素晴らしいです。)
これこそ「個性派西部劇」の称号にふさわしい
作品であるといえるでしょう。
「争い」の空しさと「愛」の強さを
シンプルに描いた本作と
生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。