映画に感謝を捧ぐ! 「ラリー・フリント」

 映画感謝人GHMです。

 今回はミロス・フォアマン監督の「ラリー・フリント」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 ポルノ雑誌「ハスラー」を生んだ男

 ラリー・フリントの生涯をもとに作られた本作は

 「偉大なる俗物」の姿を見事に描いた強豪作であります。

 全身全霊をかけて「ポルノ」を愛し

 自らの生命・人生を危険にさらしながら「低俗」を貫く主人公の姿は

 倫理の枠を越えた感動を

 私にもたらしました。

 「良識派」とされる人々の狂気がしっかりと描かれている点も

 強く印象に残っております。

 (優れた才能を持ちながら「世の中」に順応できず

 破滅的な人生を送らざるを得なくなった人間への

 愛情を感じました。)

 まさに「異邦人監督」ならではの作品といえるのではないでしょうか。

 誇りを持って「低俗」を提供し続けた人物の姿を

 心に焼き付けてくれた本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。