映画に感謝を捧ぐ! 「真実の行方」

 映画感謝人GHMです。

 今回はグレゴリー・ホブリット監督の「真実の行方」に

 

 感謝を捧げようと思います。

 

 ウイリアム・ディールの同名小説をもとに作られた本作は

 「毒をもって毒を制す」快感を満喫させてくれる

 作品であります。

 有名弁護士と謎めいた容疑者の異色コンビが

 圧倒的に不利な状況に立たされながら

 観察力・知略を発揮して勝利を勝ち取る姿は

 「倫理」の枠を超越した快感を私にもたらしました。

 (単にストーリー上の勝利というだけでなく

 あえて個性を抑制したR・ギアと

 持ち味を最大限発揮したE・ノートン

 E・ノートンのコンビネーションによる

 演技面での勝利でもあります。)

 これこそ「対照的な個性の融合がもたらす

 化学反応」の素晴らしさを証明する

 作品と言えるのではないでしょうか。

 「真実」に対して冷めた目を持ちながら

 結果的に「真実」を暴くという

 皮肉に満ちた味わいを持つ本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。