映画に感謝を捧ぐ! 「ワーキングガール」

 映画感謝人GHMです。

 今回はマイク・ニコルズ監督の「ワーキングガール」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 NYの証券会社に勤めるヒロインの

 大胆不敵な活躍を描いた本作は

 「ファンタジー」と「現実」が見事に調和した

 愉快なサクセス・ストーリーであります。

 

 ヒロインを「英雄」として描かず

 大胆な行動の裏に「弱さ」を宿す一人の人間として描くことによって

 浮世離れしたストーリーに現実味を与え

 地に足の着いた「勇気・希望」を与えてくれる作品へと成長していく姿は

 ファンタジーの中にこそ「現実的な人物」が必要であることを

 私に教えてくれました。

 (ヒロインだけでなく、回りのキャラクターにも

 「現実」のやさしさ・苦さが感じられます。)

 本作こそ「現代を生きる人々のための童話」であると

 いえるのではないでしょうか。

 (音楽・歌曲が作品世界と見事に調和している点も

 素晴らしいです。)

 他人との「信頼関係」を築くことの難しさと

 「己を信じ、一歩を踏み出すこと」の大切さを示した本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。