映画に感謝を捧ぐ! 「ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習」

 映画感謝人GHMです。

 今回はラリー・チャールズ監督の「ボラッド 栄光ナル国家

 カザフスタンのためのアメリカ文化学習」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 カザフスタンのTVレポーター「ボラット」が

 アメリカ取材で引き起こす騒動の数々を

 ドキュメンタリー・タッチで描いた本作は

 鑑賞者の精神力に挑む、エネルギッシュな作品であります。

 主人公の「やりたい放題」な行動

 耳を覆いたくなるような過激な発言の数々は

 私に魂を揺さぶられるかのような衝撃をもたらしました。

 

 (私たちが目を背けがちな「世界の一面」を

 彼が体現してくれたが故のことでしょう。)

 同時に、時折見せる天使のような純粋さ・優しさは

 私の心に言葉では形容しがたい

 「奇妙な感動」を与えてくれました。

 ある意味において本作は

 サイレント時代のC・チャップリンの流れを汲む

 作品であると言えるでしょう。

 私の精神を大いに揺るがし、興奮させてくれた

 「恐るべき映画」である本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。