映画に感謝を捧ぐ! 「夜と霧」
映画感謝人GHMです。
今回はアラン・レネ監督の「夜と霧」に
感謝を捧げようと思います。
ドキュメンタリー作品である本作は
静かなる怒りに満ちあふれた「歴史的作品」であります。
冷静さとユーモアを交えた口調で語られる「真実の惨劇」と
残酷きわまる「写真」の数々は
いかなる怪奇映画・サスペンス映画にも勝る戦慄と恐怖を
私にもたらしました。
(戦後の「「アウシュビッツ」を写した平和な映像が
「虐殺時代」の残酷さにたいする印象を
より強いものにしております。)
これこそ「人間の心中に宿る「怪物」から自分自身と
多くの人々を守るために見るべき映画」であると
言えるのではないでしょうか。
歴史の風化から「真実」を守ろうとする
意志に満ちあふれた本作と
生きて映画を見ることが出来る幸せ
(本作鑑賞後は特に強く感じます)に深い感謝を!!!。