映画に感謝を捧ぐ! 「道」

 映画感謝人GHMです。

 今回はフェデリコ・フェリーニ監督の「道」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 大道芸人と少女の二人旅を描いた本作は

 「芸道」・「愛」・「人生」を静かに描いた

 純文学的映画であります。

 自らを傷つける「芸」を裏返すかのように他者を傷つけてしまう男と

 傷つけられながらも彼について行く少女の旅は

 「芸道」・「愛」・「人生」のつながりを

 象徴するかのような「重み」と「悲しみ」に満ちあふれております。

 (特に「失うことにより、真に大切なものを知る」という

 メッセージのこもったラストシーンは

 大いなる感動とある種の恐怖を私にもたらしました。)

 上品且つ悲しげな音楽の数々も印象的です。

 人生において見過ごしがちなものを教えてくれた本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。