映画に感謝を捧ぐ! 「マッシュ(1970年版)」
映画感謝人GHMです。
今回はロバート・アルトマン監督の「マッシュ(1970年版)」に
感謝を捧げようと思います。
リチャード・フッカーの小説「移動野戦外科病院」を
もとにして作られた本作は
戦争への怒りを悪ノリ全開で表現した
奇妙な戦争映画であります。
主人公の仲間たちの無軌道な行動の数々と
リアルな残酷さで描かれた傷病兵の姿が一つとなり
「戦争を茶化し・あざ笑う」映画となる姿は
私の心に典型的な「反戦映画」とは異なる
感動と味わいをもたらしてくれました。
これこそ「ハリウッド・スタイル」とは一線を画した映画を追求する
R・アルトマン監督ならではの
「戦争映画」であるといえるでしょう。
(コミカルな状況にシリアスな演出・音楽を加えるのも
アルトマン監督ならではの「反骨精神」の
現れかも知れません。)
「戦争」に対する批判の刃をユーモラスに放つ
演出・ストーリーと
「70年代」を感じさせる日本へのこだわりを
味あわせてくれた本作と
生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。