映画に感謝を捧ぐ! 「007 ドクター・ノオ」

 映画感謝人GHMです。

 今回はテレンス・ヤング監督の「007 ドクターノオ」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 イアン・フレミングの小説をもとにして作られた

 人気シリーズの幕開けとなる本作は

 スパイ映画の歴史に新風をもたらした

 「歴史的スパイ活劇」であります。

 危機に遭遇し、泥にまみれても

 上品さを失わない主人公「ジェームズ・ボンド」の勇姿

 恋愛映画から出てきたかのような

 ロマンティックなヒロインたち。

 狡猾さと自己顕示欲を兼ね備えた敵将

 (敵将とJ・ボンドとのやりとりには

 ある種の「友情」すら感じられます。)

 この三要素が一体となることによって

 他のスパイ・アクションとは一線を画した味わいを生み出す様は

 「娯楽芸術」といっても過言ではないでしょう。

 (本作はその後の「007」に比べて

 奇想天外な道具・兵器が少なく

 現実味のある作りとなっている点も印象的です。)

 冷戦時代を彩る偉大なるスパイ活劇の

 先陣を切った本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。