映画に感謝を捧ぐ! 「トッツィー」

 映画感謝人GHMです。

 今回はシドニー・ポラック監督の「トッツィー」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 不遇の俳優が女装してオーディションに臨んだことから始まった

 波瀾万丈の日々を描いた本作は

 コミカルとシリアスが巧みに融合した、素晴らしい作品であります。

 「D・ホフマン扮する主人公の女装」というコミカルなシチュエーションと

 「社会と女性とのつながり」・「男女間の価値観の相違」といったシリアスなテーマが

 見事に融合し

 ドタバタ色の強いコメディから

 笑いながらも考えさせられる作品へと進化を遂げる姿に

 

 私はおかしみと感動を感じずにはいられませんでした。

 (個人的には、S・ポラック監督扮する主人公のエージェントが見せる

 「愛すべき変わり身」ぶりが印象的です。)

 まさに演技指導者から監督となり

 「ラブ・ストーリー+α」な作品を得意とする

 S・ポラック監督ならではの作品であるといえるでしょう。

 「ドタバタコメディ」と「社会風刺」を巧みに融合させた本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。