映画に感謝を捧ぐ! 「ニノチカ」
映画感謝人GHMです。
今回はエルンスト・ルビッチ監督の「ニノチカ」に
感謝を捧げようと思います。
任務のためパリへとやってきたソ連(現在のロシア)の女性士官と
フランス貴族との恋物語を描いた本作は
上品な物腰で過激なメッセージを放つ
「柔よく剛を制すラブ・コメディ」であります。
ユーモラスかつ上品な演出・台詞の数々を駆使しながら
共産圏に対する「皮肉の刃」を放つ姿は
私に「心地良い笑い」と「驚き」を
もたらしてくれました。
(メッセージの押しつけによって
純粋なラブ・コメディとしての魅力を失う展開となることを
自然な形で防いでいる点は
脅威としかいいようがありません。)
「「異文化の衝突」を
ラブ・コメディ風味で描き
道しるべとなった本作と
生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。