映画に感謝を捧ぐ! 「海賊キッド」

 映画感謝人GHMです。

 今回はローランド・V・リー監督の「海賊キッド」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 

 17世紀の海賊「ウイリアム・キッド」の伝説をもとにして作られた本作は

 1本の映画で2本分の楽しみを与えてくれる

 「贅沢な海賊映画」であります。

 80分の映画において

 残忍な海賊「キッド船長」の孤独と劣等感を描いた

 「悪の心理劇」と

 キッド船長に父を殺された主人公の敵討ちを描く

 「勧善懲悪活劇」が一体となる姿は

 私に「物事の多面性」と「自己中心的な野心がもたらす孤独と苦痛」を

 示してくれました。

 ある意味本作は「娯楽映画の仮面を付けた教訓映画」

 なのではないでしょうか。

 活劇と心理劇の魅力を兼ね備えた本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。