映画に感謝を捧ぐ! 「アンダルシアの犬」

 映画感謝人GHMです。

 今回はルイス・ブニュエル監督の「アンダルシアの犬」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 前衛画家サルバドール・ダリが脚本に参加したことで名高い本作は

 不条理の美に満ちあふれた「美術館映画」であります。

 「ストーリー」の束縛なき世界から放たれる

 恐ろしくも美しい映像の数々は

 わずか15分21秒の映画とは思えないほどの恐怖と衝撃を

 私にもたらしてくれました。

 (恐怖心を煽るかのように響き渡る音楽の数々も

 私の心を揺るがしました。)

 これこそ「サイレント映画でしかなしえない幻想映画」

 であるといえるでしょう。

 「狂気と美」が共存する世界へと誘ってくれた本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。