映画に感謝を捧ぐ! 「エルム街の悪夢(1984年版)」

 映画感謝人GHMです。

 

 今回はウェス・クレイブン監督の「エルム街の悪夢(1984年版)」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 夢を操り、人を死に至らしめる怪物

 「フレディ・クルーガー」の恐怖を描いた人気シリーズの

 幕開けとなる本作は

 「夢」という舞台を最大限に生かした

 「80年代ホラー映画」の傑作であります。

 日常的な意識が眠りにつき

 内なる意識が目を覚ましたときにもたらされる「夢」によって

 町の住人たちの「過去の記憶」の中で生きる怪物が蘇り

 若者たちを襲うという発想の妙と

 「光・闇・突然の登場」の3原則に基づいて作られた

 恐怖映像の数々は

 「夢は人と宇宙をつなぐ存在である」ということを

 私に示してくれました。

 これこそ「記憶の神秘」を示すホラー映画であるといえるのでは

 ないでしょうか。

 「夢」と「現実」の境目に立つかのような感覚を満喫させてくれた本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。