映画に感謝を捧ぐ! 「成功争い」

 映画感謝人GHMです。

 今回はヘンリー・レアマン監督の「成功争い」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 喜劇王チャールズ・チャップリンの映画デビュー作となる本作は

 わずか11分間の間に「人間の闇」を凝縮した

 「静かなるブラック・ユーモア」であります。

 チャップリン扮する主人公が

 大立ち回りや鬼ごっこを演じながら

 人の手柄を奪い去る姿は

 一切の言葉を発することなく「人間の欲心」がもたらす滑稽さを

 示してくれました。

 (チャップリンの定番「放浪紳士スタイル」に比べて

 派手な格好をしている点も

 欲深ムードを高めているように思いました。)

 本作こそチャップリンブラック・ユーモア

 (「独裁者」・「殺人狂時代」など)の源流であるといえるでしょう。

 C・チャップリン伝説の幕開けとなった本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。