映画に感謝を捧ぐ! 「誘惑のアフロディーテ」

 映画感謝人GHMです。

 今回はウディ・アレン監督の「誘惑のアフロディーテ」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 一組の養子縁組から始まる愛の物語を描いた本作は

 

 「愛」の強さと複雑さをユーモラスに描いた「文学的」喜劇であります。

 「都会的恋愛喜劇」の衣をまといながら

 家族の誕生と再生・人間の「縁」が持つ神秘を描くという

 大胆にしてユーモラスな試みは

 私の心を笑いと感動で満たしてくれました。

 (特に名前をめぐるやりとり

 明るさの中に「挫折感」を宿すリンダ(M・ソルビーノ)の姿

 人生の皮肉に満ちた「ラストの再会」が

 印象的です。)

 これこそ「都会的神話」と言えるのではないでしょうか。

 ギリシャ神話の「俗」な部分と

 都会に生きる人々の愛と悲しみを

 見事に融合させた本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。