映画に感謝を捧ぐ! 「ペット・セメタリー」
映画感謝人GHMです。
今回はメアリー・ランバート監督の「ペット・セメタリー」に
感謝を捧げようと思います。
スティーブン・キングの同名小説を彼自身の脚色で
映画化した本作は
「善意が仇となる」姿をホラー風味で描いた
異色の「自業自得系怪奇映画」であります。
愛する「家族」のために行った儀式が
「死の連鎖」を発生させ、家族を苦しめていく姿は
ホラー映画特有の「残酷描写」とは一味違う
残酷さに満ちあふれております。
(「主人公を取り巻く人々の(優しさ)故の行動が
何の救いも与えない」点にも恐怖を感じました。)
これこそ「精神的残酷映画」の雄であると言えるでしょう。
「子供と動物は観客を引きつける」という
映画界の伝統を逆手に取った「残酷さ」を示した本作と
生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。