映画に感謝を捧ぐ! 「キートンの酋長」
映画感謝人GHMです。
今回はバスター・キートン&エディ・クライン監督の「キートンの酋長」に
感謝を捧げようと思います。
B・キートン扮する主人公がインディアンと石油会社の対立に
巻き込まれる姿を描いた本作は
ドタバタ喜劇の中に「社会派的メッセージ」を宿す
異色の「B・キートン喜劇」であります。
B・キートン十八番の「活劇コメディ」という衣に
「石油利権のために他人種の土地を蹂躙する
西洋大国への怒り」という名の刃を秘めるという
脅威の離れ業は
私に大いなる笑いと驚きを与えてくれました。
(1920年代の段階で、現代にも通じるテーマを
映画化したスタッフ陣の発想力・行動力には
感心するより他はありません。)
これこそ「笑い事ではすまない喜劇」の雄であると
いえるでしょう。
「J・デップとJ・チェンの魅力を兼ね備えた人物」B・キートンが放った
偉大なる「社会派活劇コメディ」である本作と
生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。