映画に感謝を捧ぐ! 「コラテラル・ダメージ」

 映画感謝人GHMです。

 今回はアンドリュー・デイビス監督の「コラテラル・ダメージ」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 爆弾テロによって妻子を主人公が

 テロリスト集団に闘いを挑む姿を描いた本作は

 「アーノルド・シュワルツェネッガー主演作」に対する

 我々のイメージを逆手に取った「メッセージ映画」であります。

 

 A・シュワルツェネッガー主演のテロリスト退治映画に見せかけて

 アメリカの外交政策に対する皮肉を放つという

 奇襲的発想によって生まれた本作は

 私に驚きと「冷静さを保つことの大切さ」を再認識する機会を

 もたらしてくれました。

 (「正義漢もテロリストも、暴力を頼む存在であることに変わりはない」という

  メッセージも感じられました。)

 これこそ「甘い大作アクションに(苦い)メッセージを包み込んだ映画」

 であると言えるでしょう。

 単純明快な雰囲気の中に「過激なメッセージ」を宿す本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。