映画に感謝を捧ぐ! 「翼のない天使」

 映画感謝人GHMです。

 今回はM・ナイト・シャマラン監督の「翼のない天使」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 カトリック系の学校に通う少年の「神様さがし」を描いた本作は

 文学的ムードと「シャマラン風味」が見事に調和した

 「静かなる心の旅」であります。

 大切な家族を失った少年の心が

 「神様さがし」によって癒されていく姿と

 映像とささやかな情報を駆使して神秘性を高めていく

 「シャマラン風味」が一体となって

 日常的でありながらファンタジーの味わいを持つ「心の旅」が

 生み出される姿は

 私に驚きと神について考える時間を与えてくれました。

 (家族や仲間と囲まれながらも「孤独感」を抱え続ける主人公の姿は

 後世のM・N・シャマラン作品に通じるものがあると思います。)

 本作こそ「M・N・シャマラン監督の源」と呼ぶにふさわしい

 作品であると言えるでしょう。

 

 特殊効果を多用することなく

 「神」をめぐる物語を見せてくれた本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。