映画に感謝を捧ぐ! 「タルサ」
映画感謝人GHMです。
今回はスチュアート・ヘイスラー監督の「タルサ」に
感謝を捧げようと思います。
石油産業の町「タルサ」に生きる人々の姿を描いた本作は
メロドラマの衣に「鋭いメッセージ」の刃を宿す作品であります。
美男美女による「華やかなメロドラマ」に見せかけて
「開発ラッシュによる環境破壊」という
現代にも通じる重いメッセージを発するという
スタッフ陣の勇気と発想力は
私に驚きと感心の入り交じった感情をもたらしてくれました。
(さりげなく「制御なき復讐心は復讐対象と同じ魂をもたらす」ことを
示している点にも感心しました。)
本作こそ「甘くて苦い映画」であると言えるのではないでしょうか。
恋愛劇の華やかさと環境問題の厳しさを
同時に見せてくれた本作と
生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。