映画に感謝を捧ぐ! 「アンダー・サスピション」

 映画感謝人GHMです。

 今回はスティーブン・ホプキンス監督の「アンダー・サスピション」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 1981年のフランス映画「レイプ殺人事件」の再映画化となる本作は

 エロティック・サスペンス風味の社会風刺映画であります。

 レイプ殺人を追う刑事と容疑者の「静かなる対決」を描いた映画と見せかけて

 権力が「偏見」によって行使されることによって生まれる悲劇を描くという

 大いなる離れ業は

 私に「犯罪」と「暴走する権力」の恐怖を教えてくれました。

 (M・フリーマンとG・ハックマンの放つ静かなる迫力が

 本作のメッセージ性と恐怖を高めているように思います。)

 これこそ「犯罪捜査」の難しさを示す作品であると言えるでしょう。

 レイプ殺人の悲劇・愛のすれ違い・歪みがもたらす悲劇・偏見による悲劇を

 同時に体験させてくれた本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。