映画に感謝を捧ぐ! 「輝く夜明けに向かって」
映画感謝人GHMです。
今回はフィリップ・ノイス監督の「輝く夜明けに向かって」に
感謝を捧げようと思います。
実在の反アパルトヘイト活動家
パトリック・チャムーソの生涯をもとにして作られた本作は
米国映画の十八番「テロ退治映画」を逆手にとった展開が
興味深い作品であります。
運命のいたずらによって「活動家」となった主人公が
ぎこちない足取りで爆弾テロを行おうとする姿は
私に「憎しみの伝染性」・「愛を裏切った代償の重み」への恐怖
「人を許すこと」の難しさを再認識させてくれました。
(T・ロビンス扮する弾圧者を非情に徹しきれない人物として
描いている点も印象的でした。)
まさに「時代の空気に操られた人々の悲劇を描いた」
作品であると言えるでしょう。
人種隔離政策(アパルトヘイト)がもたらす悲劇を通じて
人生の皮肉・歴史の不条理・激情の赴くまま望まぬ闘いに身を投じる
人間の悲劇を見せてくれた本作と
生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。
追伸 本日、当ブロク「映画感謝人の部屋」は
一周年を迎えることが出来ました。
私のブログを支え・見守ってくれた人々に
改めて深い感謝を捧げたいです。