映画に感謝を捧ぐ! 「マルタの鷹」

 映画感謝人GHMです。

 今回はジョン・ヒューストン監督の「マルタの鷹」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 

 ダシール・ハメットの同名小説をもとにして作られた本作は

 サスペンス風味とユーモア要素が見事に調和した

 ハードボイルド・コメディであります。

 エゴにまみれた男女の闘いの中に

 程よいユーモアを加えることによって生まれる「人間味あふれる心理戦」は

 私に激しくものどかな時間を与えてくれました。

 (H・ボガード扮する主人公の冷静沈着さが

 本作のブラック・ユーモア要素を高めているように思います。)

 まさに「際限なきエゴイズムの愚かさを示したサスペンス映画」

 であるといえるでしょう。

 探偵映画の醍醐味と人生の皮肉を

 同時に体験させてくれた本作と

 

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。