映画に感謝を捧ぐ! 「三人の妻への手紙」

 映画感謝人GHMです。

 今回はジョセフ・L・マンキーウィッツ監督の「三人の妻への手紙」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 謎めいた手紙に翻弄される三人の妻の姿を描いた本作は

 「愛の崩壊と再生」を上品且つユーモラスに描いた作品であります。

 崩れつつある「夫婦の絆」にとどめを刺すかのような「手紙」によって

 夫婦の愛が甦っていく姿は

 私に「愛は試練によって育つ」ということを

 再認識させてくれました。

 (ユーモアと現実感が程よくブレンドされたストーリー展開が

 「愛の輝き」を高めているように思います。)

 過剰な「感動演出」に走らず

 クールに終幕を迎える点も素晴らしいです。

 

 「悪人」を作ることなく夫婦の危機と

 試練によって輝く愛の姿を描いた本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。