映画に感謝を捧ぐ! 「メメント」
映画感謝人GHMです。
今回はクリストファー・ノーラン監督の「メメント」に
感謝を捧げようと思います。
記憶障害を抱える主人公が真実を求めて
闘う姿を描いた本作は
「目標」と「人生」の関係について考えさせられる作品であります。
自らの記憶によって生まれた「牢獄」に捕らえられた主人公が
「妻の敵を討つ」という思いにすがりながら
見えないゴールに向かって歩き続ける姿は
私に「(思い)は人を突き動かすエネルギーであると同時に
人を束縛する見えざる鎖である。」ことを
示してくれました。
(映像の色と動きを駆使することによって
主人公の苦悩と狂気を体感させてくれる点も
素晴らしいです。)
まさに映画的魅力と発想の妙が冴え渡る作品であると言えるでしょう。
映画ならではの「映像芸」と狂気に満ちたストーリー展開によって
人生と心の関係を問う本作と
生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。