映画感謝人GHMです。
今回はフリッツ・ラング監督の「恐怖省」に
感謝を捧げようと思います。
グレアム・グリーンの同名小説をもとにして作られた本作は
スタッフ陣の勇気と作品全体を覆う怪しさが光る作品であります。
1944年の段階で「ナチス」を登場させるという大胆さと
占いなどのファンタジー的存在を使って
サスペンスを盛り上げていくという発想力が融合するによって生まれる「現実的妖気」は
私の心を虚実交わる世界へと誘ってくれました。
まさに「陰謀渦巻く時代」の空気を映像化した作品であると言えるでしょう。
怪しさと現実感が交わることの醍醐味を
味あわせてくれた本作と
生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。