映画に感謝を捧ぐ! 「アダプテーション」

 映画感謝人GHMです。

 今回はスパイク・ジョーンズ監督の「アダプテーション」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 スーザン・オーリアンの著書「蘭に魅せられた男」を

 もとにして作られた本作は

 脚本家コンビの「発想」と「勇気」に驚かされる作品であります。

 虚構と現実が入り乱れた「混沌」の中で

 自らの弱みをさらけ出し「娯楽」へと変えようとする

 脚本家コンビC・カウフマン&Dカウフマンの勇気と

 大胆きわまる発想によって生まれた「迷える魂の世界」は

 私に笑い・感動・興奮の3要素を兼ね備えた時間を

 与えてくれました。

 (「N・ケイジ同士の言い合い」などの小ネタが

 冴え渡っている点も素晴らしいです。)

 本作こそ「人間観察の醍醐味」を満喫させてくれる

 作品であると言えるでしょう。

 不条理コメディの可笑しさ・脚本家の誇りと悲しみ

 人間の本質に迫ることの難しさを

 見事に描いた本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。