映画に感謝を捧ぐ! 「リービング・ラスベガス」

 映画感謝人GHMです。

 

 今回はマイク・フィギス監督の「リービング・ラスベガス」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 ジョン・オブライエンの同名小説をもとにして作られた本作は

 

 「堕落の楽園」に生きる男女の姿に心奪われる作品であります。

 堕落した自分自身を罰するかのように自虐的な日々を送る男女の姿を

 軽やかな音楽・映像表現を駆使して描くことによって生まれる

 「美しくも哀しい堕落の愛」は

 私の心に「背徳的快感」と「哀愁」の入り交じった感情を

 もたらしてくれました。

 (主演男優N・ケイジの顔に宿る「死相」の存在が

 本作の持つ狂気を高めているように思います。)

 まさに「醜悪にして純粋なラブ・ストーリー」であると言えるでしょう。

 快楽と罪の都「ラスベガス」を舞台に

 醜さと純粋さに満ちた「愛」を描いた本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。