映画に感謝を捧ぐ! 「ザ・シューター/極大射程」

 映画感謝人GHMです。

 今回はアントワン・フークア監督の「ザ・シューター/極大射程」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 スティーヴン・ハンターの小説「極大射程」をもとにして作られた本作は

 2000年代の空気を見事に表現したアクション・サスペンスであります。

 陰謀劇の王道を行くストーリーに

 2000年代の米ドラマ(24・CSIなど)の要素を加え

 現代の政治情勢と巧みに融合させることによって生まれる

 「時代を映すアクション・サスペンス」ぶりは

 私に「2000年代映画」の持ち味を満喫する機会を

 与えてくれました。

 (同時に「論理よりも外見的な派手さを重んじる」娯楽活劇の伝統が

 しっかりと受け継がれている点も素晴らしいです。)

 まさに「新旧娯楽映画の魅力が一体となった」作品であると

 いえるでしょう。

 娯楽精神と社会風刺とのバランス感覚・派手な特殊効果

 アクション映画らしからぬクールな主人公が

 一体となって生まれた「時代を映す娯楽」である本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。