映画に感謝を捧ぐ! 「午後10時の殺意/私は殺される!」

 映画感謝人GHMです。

 今回はE・W・スワックハマー監督の「午後10時の殺意/私は殺される!」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 殺人事件の陪審員となった女性を襲う

 悲劇を描いた本作は

 「謎を解かされる」感覚を味わえる、異色のサスペンス映画であります。

 「主人公が自分の意志で真実に迫る」というサスペンス映画の定番を打ち破り

 裁判中に得た情報によって、心ならずも真実を知ってしまうという

 皮肉の効いた物語は

 私を「意志に反して謎を解かされてしまう」心理へと誘ってくれました。

 (表面的サービスによる「水増し」を廃し

  約70分で決着を付けている点も素晴らしいです。)

 まさに「究極の巻き込まれサスペンス」であると言えるでしょう。

 TV系の制作者「アーロン・スペリング&レナード・ゴールドバーグ」ならではの軽快さと

 皮肉の利いたストーリーが一体となった本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。