映画に感謝を捧ぐ! 「アサインメント」

 映画感謝人GHMです。

 今回はクリスチャン・デュケイ監督の「アサインメント」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 CIAとイスラエル情報部によって「テロリストの偽物」にされた男の

 激しくも哀しい闘いを描いた本作は

 正義と悪の境界線について考えさせられる作品であります。

 「正義」の名の下にテロリストを倒そうとするCIA高官と

 イスラエル情報部の男が見せる「残酷さ・非情さ」は

 私に「悪と闘うことによって、悪に染められていく」人間の恐ろしさを

 示してくれました。

 (悪人顔のD・サザーランド&B・キングスレーを「正義側」に据えるという

 皮肉の効いたキャスティング・センスが

 本作のメッセージ性を高めているように思います。)

 まさに「悪に染められていく正義漢の物語」であると

 言えるでしょう。

 米ドラマ「スパイ大作戦」を思わせるストーリーの中に

 「闘いの残酷さ・醜さ」を宿した本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。