映画に感謝を捧ぐ! 「ジャッカル」

 映画感謝人GHMです。

 

 今回はマイケル・ケイトン・ジョーンズ監督の「ジャッカル」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 1973年の映画「ジャッカルの日」をもとにして作られた本作は

 シリアスとユーモアの関係について考えさせられる作品であります。

 サスペンスを盛り上げる存在と思われがちな「暗殺者の変装」に

 コミカルな雰囲気を与えたり

 笑いの領域に達するほどの「豪快なアクション・シーン」を生み出すという

 他のアクション・サスペンスとは異なる大胆な発想は

 私に「暗殺劇」と「喜劇」を同時体験する時間を

 与えてくれました。

 (二大俳優の競演作でありながら

 彼らの個性と配役に「ずれ」を生じさせるという

 勇敢なキャスティング・センスも、本作の持つ「喜劇的要素」を高めているように思います。)

 まさに「アクション・サスペンス」に喜劇の味を加えた

 「愛すべき珍味」であると言えるでしょう。

 典型的な暗殺映画にはない奇妙な味わいを持つ本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。