映画に感謝を捧ぐ! 「狂へる悪魔」

 映画感謝人GHMです。

 今回はジョン・S・ロバートソン監督の「狂へる悪魔」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 ロバート・ルイス・スティーブンソンの小説「ジキル博士とハイド氏」を

 もとにして作られた本作は

 絵画的恐怖に満ちあふれた作品であります。

 サイレント映画ならではの「静かなる恐怖描写」と

 主演男優J・バリモアの「善悪入り乱れる熱演」とが

 一体となることによって生まれる「精神的残酷描写」は

 私に恐怖映画の原点に触れる機会を与えてくれました。

 まさに「善悪の葛藤」を映像化した作品であると

 

 言えるでしょう。

 派手な残酷描写やSFXに頼ることなく

 魂の聖戦を描いた本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。