映画に感謝を捧ぐ! 「ファイブ・イージ・ピーセス」
映画感謝人GHMです。
今回はボブ・ラフェルソン監督の「ファイブ・イージ・ピーセス」に
感謝を捧げようと思います。
音楽一家の子として生まれた主人公の苦悩と孤独を描いた本作は
「アメリカ社会の迷走」を淡々と描いた作品であります。
周囲にマイナスの感情をぶつけ、あらゆる責任から逃れようとしながら
愛を求めてさまよう主人公の姿を通じて
「アメリカ的価値観の押しつけ」がもたらす孤独を描くと同時に
「愛は代償を伴う」というメッセージを発する姿は
私に「70年代アメリカ映画」の反権力精神に触れる機会を
与えてくれました。
(暴力描写を使うことなく、サスペンス映画に勝るとも劣らぬ残酷さを放つ
ラストシーンの「選択」も忘れられません。)
まさに「文学的重みと苦渋に満ちた」映画であると言えるでしょう。
現代アメリカ社会にも通じる(病魔)の存在を
道中劇+家族劇風味で描いた本作と
生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。
追伸 皆さんの応援のおかげで「ドラマ」のカテゴリーが
100本を突破いたしました!!!。
改めて感謝を!!!。