映画に感謝を捧ぐ! 「すべてをあなたに」

 映画感謝人GHMです。

 今回はトム・ハンクス監督・脚本・出演の「すべてをあなたに」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 ペンシルベニア出身のバンドグループ「ワンダラーズ」の活躍を描いた本作は

 T・ハンクスの「人柄の良さ」がにじみ出る痛快作であります。

 架空のバンドを描いてるとは思えないほどの説得力と

 (実話系ではないかと疑いたくなるほどです。)

 映画全編を覆う優しさ(悪役・ライバル的存在が出てこない)が

 一体となることによって生まれる「現実世界のファンタジー」は

 私に哀しくも穏やかな時間を与えてくれました。

 (「アカデミー賞受賞作」や「映画史に残る名作」よりも

 本作のような「大衆食堂的作品」こそが

 T・ハンクスの持ち味に合っているのかも知れません。)

 特殊効果満載の「量産型大作」とは一味違う

 「作り手の魂が宿る作品」である本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。