映画に感謝を捧ぐ! 「ラピット・ファイアー」

 映画感謝人GHMです。

 今回はドワイト・H・リトル監督の「ラピット・ファイアー」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 マフィアの抗争に巻き込まれた主人公の活躍を描いた本作は

 軽量アクション映画ならではのこだわりに満ちた作品であります。

 西洋流銃撃戦と東洋流肉弾戦を融合させることへのこだわり

 悪役たちに単純明快な「悪」としての存在感のみを与える

 キャラクター作りへのこだわり

 (主人公を捕らえたにもかかわらず、すぐには殺さず

 反撃のチャンスを誘発している点に

 軽量映画ならではの「美学」を観じました。)

 ブランドン・リー扮する主人公の「肉体」を見せることへのこだわり

 時事ネタを駆使して「人情味」を出すことへのこだわり

 (人情に溺れず、活劇のスパイスにとどめている点が素晴らしいです!)

 そして、主人公とヒロインのロマンスによって

 作品に「花」を添えることへのこだわりが一体となることによって生まれる

 「単純にして明快なる娯楽作」は

 私に「大衆食堂風味」の魅力と娯楽本来の味わいを

 思い出させてくれました。

 まさに「勧善懲悪エンターテインメントの原点に返った作品」であると

 言えるでしょう。

 適度な緊張感・アクション・人情によって

 素直な楽しみを与えてくれた本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。